3 弥生

| コメント(0) | トラックバック(0)

学生の頃試験のために否応なく覚えた唄も、年をとった
いまごろになるとじわっとしみいるもんがぎょうさん
あるもんです。

東風吹かば匂い起こせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ
菅原道真

なんやものがなしいのと梅の香りがあいまって今の季節に
ぴったりでええ感じ。...そやかてちょっと残念なことに
「な~そ」は「~してくれるな」という意味を忘れるな!と、
おっかない古典の先生の顔がこびりついてはります。

その道真公がまつられる北野天満宮は京都でも梅の名所で
今頃たぶん、最後の見ごろをむかえてはります。
境内には牛の像がたくさんおって悪いとこをなでると治る
らしゅうて、学生さんが合格祈願に頭をなでていきます。
そん中に一頭だけ目の赤い牛がおって、なんでも24時間
お願いをきいてくれはるそうです。
もう受験の繁忙期も過ぎた頃と思いますが、せちがない
人間のお願いをきくのにいくら忙しゅうてせわしなくても
春な忘れそ。

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://inhaus.jp/cms/mt-tb.cgi/1125

コメントする

カテゴリ

ウェブページ

  • images
Powered by Movable Type 7.9.1

このブログ記事について

このページは、matsugが2016年3月 7日 10:57に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「きさらぎ。」です。

次のブログ記事は「四 卯月」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。